自分でやる蓄尿、容器の使い方や注意点を詳しく解説

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腎臓病生活
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腎臓の悪い私は年に数回「蓄尿」といった丸一日分の尿の一部を貯めて成分を計って細かく数値化したデータをとる行為があります(一般的な採尿よりも精密な数値が出る)

蓄尿によって得られた尿データや採血データを元に腎臓の状態を確認、今後の治療法について決めるので普通の採尿と違ってわりと真面目にやる必要があるのが蓄尿。

入院しながらの蓄尿は一日中病院にいるのであまり気を遣う必要はないし、腎臓や糖尿系の病棟には機械の蓄尿器が設置されたトイレがあるので楽ちんです。

しかし通院患者の場合はプラスチック製の蓄尿器を渡され、自分で蓄尿を行わなければなりません。

今回通常の採血採尿で腎臓の数値がダメダメすぎた私は久しぶりに蓄尿をやるハメになりました。

これから蓄尿を行う通院患者さんは参考にどうぞ。

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プラスチック製の蓄尿容器(畜尿専用タイプ)

蓄尿については記事を書いてきましたが記事を書く際に実際の蓄尿器が手元に無かったので簡単なイラストで書きました。

数年前に町医者で尿検査をしたら尿たん白が出ちゃって色々と調べていくうちに「アンタの尿データちょっとヤバいですぜ」となり大病院で腎生検を行ってステロイドパルス療法による長期入院…ってな流れが私です。

その前段階として尿を詳しく調べるための蓄尿、その容器がコチラ。

普通の人が見たらなんだか分からないアイテムでしょう、腎臓や糖尿の外来患者の対応を行う病院スタッフには見慣れたアイテムです。

これから初めて自分で蓄尿を行う方は色々と不安があるはず、

理由はプラスチック蓄尿器を病院で渡される通院患者とは普段の生活は普通に仕事をしたりしているので通常の日常生活においての蓄尿、つまりこの容器(畜尿容器)を持ち歩く必要がある方が殆どでしょう。

蓄尿容器の使い方

畜尿容器の使い方は簡単、誰でも出来ます…が、自分でやる蓄尿が初めての方は不安でしょう。

一番の不安要素は「一度入れた尿が逆流しないか?」の部分、これはコックをちゃんと操作すれば大丈夫です。

このタイプの蓄尿器ではコックSの状態(閉じている状態)で採尿(上から尿を入れる)後にコックをO(開いている状態)にするとコックを通して上から下段に尿が流れ落ちます(少量の尿)

流れたらコックをSの状態に戻して上段に残った尿を捨てる、これをおしっこ毎に行うだけになります。

容器を上からみるとこんな感じ…

容器内にある細い円柱に尿を入れるわけではありません、全体にどばっと入れてOK。

コックをS(閉じる)の状態にしたら次の尿投入までコックを弄ってはいけません。

基本的に尿を入れて下段に流す時以外はコックは閉じた状態。

蓄尿器による採尿を行う時間は医師から伝えられているはずでしょう、それを守って日常生活中に蓄尿を行います。

きっと大病院の看護師さんから蓄尿容器の使い方について説明を受けているはず、でも初めての方は不安ですもんね。

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ビニール袋に入れて持ち歩く

蓄尿容器にはフタが付いていはいますが、ビニール袋に入れての持ち歩きが間違いありません。出来れば二重のビニール袋が望ましいです。

畜尿容器にはフタが付いており、また上段からコックを通して下段に尿を溜めた後は余った上段の尿を捨てるので漏れるという事はないのですが、腎臓が悪い方の尿とは泡立っている場合が多いとされています。

この尿の泡立ちについてはテレビ等で知っている人も多いでしょう、さらに蓄尿器を使うような人は泡立っている可能性が高いでしょう。

大丈夫、私も盛大に泡立っております。

問題はこの泡立ちが、容器にへばり付いたり淵にへばり付いたりする…

だからといって上段を水洗いするわけにもいきませんから尿の泡がへばり付いたままフタをする事になる、そして蓄尿のフタを開け閉めする度にへばり付いた尿が「ピっ!」とはじけます

蓄尿容器を普段のカバンに入れて持ち歩くことを考えればビニール袋は必須、出来れば二重です。

蓄尿容器の下段は開けてはいけない

容器の下段に少しずつの尿が溜まるのですが、この下段に溜まった尿を検査するための容器になります。蓄尿開始してから興味本位で開けたりしてはいけません。

とはいっても気になる人もいるでしょう、ということで使用前の下段を開けてみました。

こんな感じ、ここは我々患者が触る必要はありません。

腎臓の数値が悪くなったって人生終わるわけじゃない!

初めての蓄尿…なんて人は不安で仕方が無いでしょう、それで悪い数値が出たらどうなるんだ?自分は病人になるのか?まともな社会生活は可能なのか?仕事はどうなるのだ?

色々あると思います。

私の場合は蓄尿で詳しい数値を調べた結果更に詳しく調べる必要がでました。その後に腎生検(腎臓の一部を採取)を行い検査して病名が決まり、それに対する治療(ステロイドパルス療法)…という流れ。

流れはあれよあれよと悪い方向に進んでいきました。

病名は伏せますが、私の腎機能を良くする治療法は確立されておりません、つまり現状の医学では完治はしない病気です。それでも何もしないよりかはマシということでステロイドパルス療法…ということになります。

そんな私ですがこの記事を書いている現在は40代半ば、まだまだ死ぬ気はありませんし、まだ私は終わっていませんし、あと15年は絶対に生きるつもり!

それでも20年後ぐらいには悪い腎臓に負けるかもしれませんがそれまでに再生医療とかが発達して治る病気になると信じています。

それに腎臓が悪くて病名がついちゃっているような私でも、ガン保険に入れるのですよ!これがいかに嬉しいというか自分は社会の一員としてバリバリ働ける感がある!というかです。

だから初めて医師から蓄尿の容器を渡されたからといってもそんなに未来は暗くないはずと信じようぜ!

腎臓なんかに自分の体を好き勝手やられてたまるもんか!ふざけんじゃねぇ!という気持ちで生きていきましょう!

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