HGUC 1/144 ユニコーンガンダムとシナンジュの頭部にLEDユニットを仕込みました。
ガンプラのLEDユニットは単品販売されているとはいっても1/100 MGサイズのガンプラ用が多いもの、
それを1/144サイズのHGUCガンプラ頭部に仕込んでモノアイ等を発光させるとなれば市販品ではなくLEDユニットの自作を行う必要があります。
という事でHGUCユニコーンガンダムとシナンジュの頭部にLEDを仕込んでモノアイを発光させましたので参考にどうぞ。
因みに使用するLEDは3mmでもギリギリのサイズで内部パーツを削りまくらないと入りません。
腕の良いモデラーさんは光ファイバーを通して発光させたほうが簡単だと思います。
初心者向け自作LEDユニットの作り方も参考にどうぞ
HGUCシナンジュのモノアイをLED発光改造
シナンジュはHGUCとはいっても頭部に細かいパーツを使用しているキット、
これで首の動きに連動してモノアイが動くようなシステムだと3mmLEDは入らないでしょう…って素組ではモノアイはチラ見程度なので簡単だろ!と思っていました、最初の段階では。
ジオンな雰囲気なのに顔はガンダムのような感じがします。
ではHGUCシナンジュの頭をばらしてみましょう
内部はこんな感じになっており、小さいポッチのようなシールがモノアイ部になります。
のモノアイシールと3mm LEDを比べるとこんな感じ
モノアイに対して明らかにLEDが大きすぎます。
という事で内部の連結パーツを削りまくってLEDが入るスペースを確保しなけれなりません。
内部パーツを大胆に削る
始めは様子を見ながら少しずつ内部パーツを削っていきましたが3mm LEDが大きすぎてチマチマやっていたら入りません。
ということでこんな感じで大胆に削り取りました。
最低限の外装パーツ接続ポイントを残して大幅カットです。
内部パーツがここまで出来たらハメて発光テスト…
のつもりがLEDをそのままハメてしまうと光が漏れてしまうのでLEDの余計な部分を塗りつぶしてモノアイ周辺だけ発光するようにします。
こんな感じで発光させながら塗りつぶすといい感じに調整ができますよ~!
※実際はもっと厚塗りして発光が拡散しないようにしたほうが良いです。
HGUCシナンジュ頭部に3mm LEDを組み込む
3mm LEDなのに設置スペースが無さすぎる…!
ということで外装パーツもゴリコリと削って削ぎ落していきます。もう後には戻れませんね、絶対に組み込んでやる!といった精神と気合が一番大切です。
こんな感じでLEDをはめ込みます。
余分なスペースは一切無し!
外装パーツをはめて取りあえずの完成… のはずが、ここからが長かった!
LED配線処理
HGサイズ(1/144)のガンプラは基本的に余分なスペースが殆どありません。
よってこのような状態で本体との接続は不可能…
「これじゃ絶対に入らない」
この時点で薄々気が付いていました…
という事でCRD(定電流ダイオード)は別の場所に設置するプランに変更、LEDの線を短くカットして電源コードをはんだ付けしてみる。
これならイケる!
ってなわけで本体に接続してLEDシナンジュを味わってやるのです!
一応設置は可能…
しかしこれはクビが全く動かない、完全に固定状態になってしまいます。
加えて電源コードが太すぎて堅いので配線処理がどうにもなりません、つまりこれじゃ全然ダメ、失敗!
HGサイズのLED配線は細い電源コード(リード線)が必須!
ガンプラのLEDカスタムに向けて用意した電源コード、買った時にチョット太いなぁ…と思いながらも購入したのが悪かったようです。やっぱり太かった。
ということで細い電源コードを用意…ってこれが普通のホームセンターなんかじゃ売ってないんですよね、秋葉原に行くのも面倒なので近くの模型屋さんに立ち寄った時に100円で分けてもらいました。
青いコードが用意した細いものです。
模型の電装用コードということで細く、しなやかに曲がります。
ってなわけで細い電源コードに付け替えて設置してみる。
ジャスティス!!!
…やっとだ、
やっと首が動くようになってしかも3mm LEDを頭に仕込んだHGUCシナンジュの完成系が見えてきた瞬間! 初心者の私には分からないことだらけで厳しい作業ばかりでした。
HGUCシナンジュ 3mm LEDモノアイ完成!
機体内部への配線処理や電源ボックスは後回しにして取りあえず完成系が見たい!
という事で後ろ姿はこんな感じ…
電源コードが向き出し…
腕の良いモデラーさんは電装の配線処理までも考えて本体内部パーツを改造するのでしょう、素晴らしい作品をツイッターで見ると本当に感動します。
そして私の完成系がコチラ…!
HGUCサイズのガンプラにLEDを仕込むのは初心者にはけっこう厳しい作業、でも老眼オッサンの私でもここまで出来ました。
つまり「やってみる価値はありますぜ…!」ってやつです。
HGUCユニコーンガンダムデストロイモードLED改造
HGUC 1/144 ユニコーンガンダムデストロイモードに3mm LEDを仕込みました。
秋葉原の秋月電子で購入した3mm LED緑色がまだ沢山あるのでせっせと使わなければなりません。
なによりシナンジュとユニコーンガンダムの深夜野外撮影作戦を行わなければならないといった野望があるのでHGUCユニコーンガンダムデストロイモードのLED改造は急務です。
とはいってもHGUC 1/144サイズのガンプラ頭部に3mm LEDを設置するのは思ったよりも面倒な作業…
1/144サイズにはチップLEDが理想的なんでしょう、しかし老眼者にチップLEDを使ったカスタムは難しいと判断、それに3mmLED余ってるし。
※1/144サイズのガンプラにLEDを仕込む場合はチップLEDの方が楽です
私が作ったHGUCユニコーンガンダムは作っている最中に眉間のパーツを紛失してしまい、ランナーで適当にパーツを切り出して眉間パーツを作ったので顔が微妙に違っています。
こんな感じ…
こうして見ると眉間パーツが大きすぎる感じですね。
とはいっても今更作り直す気力も無いのでこのままLED改造してしまいしょう。
では頭部をバラシます。
一見すると簡単にLEDを装着できそうな構造です。
しかし実際に3mm LEDをあてがってみるとHGUCシナンジュ同様に余分なスペースは無い。
でもLEDを仕込んでくれと言わんばかりにクリアパーツに窪みがあります。
そして窪みの先はユニコーンガンダムの目の位置、どう考えてもココしかないでしょう!
内部を削りまくる
当初はそれほど難しくないと思っていた3mm LED設置に伴う削り作業、普通のパーツはデザインナイフでサクサクと削れるのですが、クリアパーツって堅い!
ヤスリでゴリゴリ削りたいところですが工具をあてるスペースが無さすぎます。
仕方がないのでデザインナイフで細かく削りまくりました。
今後このような作業を行うためにもルーターを用意しなければなりませんね。
このようなイメージで現物合わせて削りまくります。
3mm LEDの先端がもっと奥に入り込むようになるまで削るのがポイント。
しかしそこは堅いクリアパーツ、デザインナイフの刃先を数本折ってしまいました。
LED発光テスト
ある程度の削りが完了したら軽く組んでテストを行います。
というのもHGUCユニコーンガンダムデストロイモードは顔にクリアパーツを使用しているためにLEDの光が漏れまくるのではないか?といった懸念があったから。
ということで光らせてみると…
頭部爆光状態となってしまいました。
これでは頭全体が光り輝く間抜けなユニコーンガンダムになってしまうので対処が必要。
LEDを塗装して微調整
クリアパーツがLEDの光を通すのは勿論のこと、外装パーツも白いので光を通してしまいます。
これを防ぐにはLEDから余分な光が出ないようにする加工、私の場合は塗りました。
LEDの先端部を残して金色の塗料で厚塗りしました。
発光状態で先端のみ光っている雰囲気になりましたのでこれで組んでいきましょう!
…って正直いうとここからが大変でした。
これがHGUCユニコーンガンダムの3mm LED設置方法になります。
難しい部分はLEDの先端をユニコーンガンダムの光らせたい目のみに当て込む微調整がかなり大変です。
LEDを組み込んで外装パーツをハメると内部でLEDがズレて頭のテッペンが発光してしまうなんてことになる事数十回、やっと目にうまくあてこめるようになりました。
HGUCユニコーンガンダムデストロイモード頭部3mm LEDユニット埋め込み完成!
コイン電池の大きさからすれば背中のランドセル内部に仕込むのは可能な雰囲気です。
私にはそこまでの腕前はありませんでのHGUCシナンジュ同様に外部電源にしました。
LEDの光がクリアパーツに及ばないように色々と小細工を頑張ったつもりですがコレが限界でした。
ポイントはクリアパーツをいかい上手に削れるか?になりますがガンプラLED初心者&老眼者でも不可能な改造ではありません。
ぜひお手持ちのガンプラをLEDで光らせて宇宙世紀な気持ちになりましょう!
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