「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」を公開日に見た時の映画レビューです。
ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生はファンタビ2なんて略されて紹介される映画作品でして「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」の続編というが新シリーズというかその後的な雰囲気の映画作品となっておりますが私の感想だと前作の主人公と仲間が再び活躍しまくる映画…ってな印象はあまり感じられませんでした。
ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生の感想を一言でいってしまうと「長い」になりまして途中で眠くなるというか寝そうになってしまった映画。
見どころは沢山あるにせよファンタビ初見の人やファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生が続編ありきの映画だと知らない人が見ると
「え、終わりなの?」
「クリーデンスの本当の名前にこだわりまくった内容だったの?」
といった印象をうけるのではないでしょうか。
ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生のあらすじ
ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生のあらすじを超ざっくりと解説するとこんな感じ
- グリンデルバルト(ジョニー・デップ)が脱走する
- 前作のクリーデンスが生きていた
- グリンデルバルトが魔法種族と人間との関係を変えてやろうと悪だくみをする
- 主人公のニュートがのほほんと生活しているところにクイニーとジェイコブがやって来る(ジェイコブの記憶が戻ってるw)
- グリンデルバルトが悪だくみを開始
- ニュートが若き頃のダンブルドアに色々(悪だくみを防いで)と頼まれる
- ああだこうだ言いながら前作のメインキャストであるニュート・ティナ・クイニー・ジェイコブでグリンデルバルトの悪だくみに立ち向かい始める
- ストーリー全体が前作で暴れたクリーデンスの出生の秘密に超絶こだわり始める
- グリンデルバルドの連中が魔法省やニュートの仲間と魔法で戦う。
ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生全体の流れとしてはこのような感じ、見どころは1のグリンデルバルトの脱走シーンと9のグリンデルバルトとの戦いといったところでしょう。
人間関係や背景を丁寧に説明するシーンが多く会話シーンが長い
ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生はファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅の続編でファンタビ2とは言いつつもハリーポッターより前の時代の物語です。
それでも前作のファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅ではハリーポッターシリーズとの関連性は少々..で留めていた部分もあってかスピンオフ的な雰囲気で楽しい映画でした。
ところが第二作目であるファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生になると若き頃のダンブルドアががっつりと出てくる…ってことで背景や説明といった会話シーンが長いのなんのって!
そうなるとホグワーツも関係してくるわけで、当然のようにホグワーツのシーンも増えて…それだけではなく主人公ニュートのホグワーツ時代の昔話といった部分も説明するシーンがあったりする、そしてこれが長い。
結局のところ重要人物の戦う理由や育ちみたいなやつを一つ一つ丁寧に解説してしまうのです。
ハリーポッターシリーズも全体的に血縁にこだわっていたようにファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生も血縁にこだわる、それどころかラストシーンにまで血縁を持ってくるあたりがしつこい。
このような私の感想について色々と物申したい人もいるでしょう、ただ私としてはクリーデンスの本当の名前や出生についてあまり興味を抱けない内容だっただけにラストシーンが残念でなりません。
結局クリーデンスがダンブルドアの家系であるのが本当か嘘か分かりませんけど超魔力が強いヤツなんでしょうね、それで次回作で暴れるのでしょう、多分そうだと思う。
「クリーデンスって何者なの?」について強い疑念を映画鑑賞者に植え付けることによってラストシーンが盛り上がる演出をしたかったのだと思っています。
若き頃のダンブルドアがイケメンすぎる件
ダンブルドア、イケメンすぎますよね。一瞬ショーン・コネリーかと思いました、ってかショーンコネリー的な雰囲気がビシバシ伝わってきました。
というのも映画ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生で若い頃(とはいってもオッサン)を演じるのジュード・ロウなのです。そりゃイケメンに決まってる。
私がジュード・ロウを初めて知ったのは映画「ガタカ」、当時はかなりのイケメンっぷりに驚いたもんです。
それがオッサンとなり若き日のダンブルドアを演じる、かなりイイ人っぽい役でオッサンなのだけれどセクシーな雰囲気を隠しきれないダンブルドアとなっています。
このジュード・ロウでイケメンすぎるダンブルドアについては恐らく色々な意見があるはず、
だってハリーポッターシリーズでは「アンタ髭とかシャンプーで洗ってんの?」と言いたくなるような雰囲気で話は長いし結論をはぐらかすしハッキリとものを言わないし…ってな回りくどい爺さんだったじゃないですか。
それは先生といった立場で答えを教えるのではく問題の解き方やヒントを与える姿勢ってのは分かるけどやっぱりメンドクサイ爺さん。
それがファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生になるとガチのイケメンオッサン。
私としてはもうちょっと臭そうな雰囲気のするダンブルドアに仕上げて欲しかった感があります。次回作ではそうなるのかな?
魔法動物が少なすぎじゃないかい?
何だかファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生について批判的な内容ばかりになってきましたね、ごめんなさい。
それもこれもファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生に魔法動物の登場が少ない、少ないだけならまだしもストーリーに魔法動物があんまり絡んでないってのが大きいです。
ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生で登場する魔法動物は前作引き続きのやつもいます。でも主人公のニュートをあまり困らせるような感じではないし「魔法動物いなくてもいいんじゃね?」と感じさせてしまう部分があります。
それは先に述べたように血縁や出生にこだわるストーリーが大きいから。
これで魔法動物が血縁や出生に深く関わってくると前作の流れを組んだストーリーになるとは思うのですが…仕方が無いとしか言いようがありません。
日本語吹き替えのジョニー・デップの声が超安心
ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生を日本語吹き替えで観た私、とても良かった!と感じたのがグリンデルバルトを演じるジョニー・デップの声が平田広明さんだった事。
そう、パイレーツオブカリビアンのジャックスパロウの声です。
平田広明さんがジョニー・デップの吹き替えをやる安心感はやっぱりすごい、一見するとグリンデルバルトがジョニー・デップに見えない、でも平田広明さんの声でジョニー・デップであると確信する…これは凄い。
それによりグリンデルバルトが癖のありそうなキャラクターに見えてくる!
ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生は日本語吹き替えで観るのが良いのではないかと私は考えております。
ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生の続編を見たいか?見たくないか?
今回ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生を見るにあたって私は続編がある物語とは知らずにみました。
なので「いつになったらグリンデルバルドとダンブルドアとニュートが戦うんだ?」と思いながら映画が終わってしまった感がもの凄く、見終った後に
「なんだ、続きがあんのか…どうりで長いと思った」
のような感想になってしまった部分は否めません、つまりは初見的な気持ちで見れたわけです。
それでファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生を見終り、続編を見たいか見たくないか…そりゃ今作を見ちゃったんだから見るしかないってのが答えになります。
しかし次回作が楽しみといった感覚はあまりない、もっと言えば次回作のネタバレ的な記事を読めば満足してしまかもしれません。
これはファンタスティックビーストやハリポタ完全初見さんになるともっと強く感じる事ではないかと思います。
ただし続編でジェイコブが活躍するのなら絶対に見る。
私は前作「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」で一番良かった、面白かった!と思えるのがコワルスキーさん(ジェイコブ)なのです。
コワルスキーさんの活躍無しではファンタスティックビーストの魅力は半分以下ですよ、彼のキャラクターこそが魔法種族とマグルの面白い関係性を描いていたと思っているところもファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いにおける不満点のひとつになります。
という事でメンドクサイ血縁関係については理解するのも疲れて眠くなっちゃった。
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