2万円以下で買えるコンプレッサー方式の衣類乾燥除湿器「コロナCD-S6321」購入しました。
衣類乾燥除湿器の購入は人生で4回目、コンプレッサー方式・デシカント方式・ハイブリッドの全てを使ってきた経験がある私、今回はコンプレッサー方式を再び選びました。
新しく衣類乾燥除湿器を購入した理由は、愛用していたシャープの衣類乾燥除湿機「F-YZR60」(デシカント方式)が壊れてしまったから。
デシカント方式はパワーがあり乾燥力が高いのが魅力、でもパワーゆえに内部にホコリを吸い込みやすく、たまに分解掃除(年一回ぐらい)しないと壊れてしまうのがデメリットです。
そこでパワーが弱いけど壊れにくいコンプレッサー方式の「コロナCD-S6321」を購入、パワーは弱いけど思ったより音が静かなところがグッドです。
購入の決め手は連続排水を可能するホースが付けられるところ!
コロナCD-S6321は2~3人家族ぐらいの洗濯量にちょうど良い衣類乾燥除湿器、4人家族以上はデシカント方式かハイブリッドのほうがよいでしょう。
衣類乾燥除湿器「コロナCD-S6321」コンプレッサー方式
コンプレッサー方式の「コロナCD-S6321」は空気を冷却することにより発生する結露を利用し、部屋の空気の水分を取り除く衣類乾燥除湿器です。
内部で冷媒を循環させ、湿った空気を冷やして水滴に変える事で空気を除湿、デシカント方式の衣類乾燥除湿器に比べて重量が重く(8.3kg)ハイブリッドと似た程度。
大きさは高さ553mm×幅170mm×奥行365mm、家庭用の一般的な衣類乾燥除湿器の大きさ。風呂場や脱衣所にポンと置けるサイズ感です。
除湿可能面積のめやす | |
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50Hz | プレハブおもに11畳(18m2) 木造7~鉄筋14畳(12~23m2) |
60Hz | プレハブおもに12畳(20m2) 木造8~鉄筋16畳(13~26m2) |
サイズ・重量 | |
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本体仕様 | 高さ533・幅170・奥行365mm/質量8.3kg |
仕様表 | ||
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電源 | 単相100V | |
除湿能力(50/60Hz) | 5.6/6.3L/d | |
消費電力 (50/60Hz) | 除湿時 | 190/215W |
衣類乾燥時 | 190/215W | |
電気代のめやす※2 (50/60Hz) | 除湿時 | 5.1/5.8円/h |
衣類乾燥時 | 5.1/5.8円/h | |
除湿効率(50/60Hz)※1 | 22.0/22.1円/L | |
運転音※3 (50/60Hz) | 除湿時 | 標準 34/34dB |
衣類乾燥時 | 速乾 36/36dB | |
電源コード | 1.8m | |
運転モード | 除湿(標準・自動) 衣類乾燥(速乾・おまかせ) | |
タイマー(時間) | 切 2・4・8 | |
湿度表示 | ●3段階ランプ表示 | |
風向ルーバー | ●オートルーバー(上下) | |
内部乾燥 | ● | |
キャスター | — | |
衣類乾燥オートストップ | ● | |
フィルター | — | |
排水タンク容量 | 約3.0Lで自動停止 | |
使用可能室温 | 約5℃~40℃ |
操作感・使用感
操作パネルは一般的な家庭用の一般的な衣類乾燥除湿器と似たようなもの。
風呂場や脱衣所で洗濯物を乾かす場合は「おまかせ」か「速乾」、風呂場・脱衣所・部屋を除湿したい場合は「除湿」ボタンを押すだけの簡単操作です。
コロナCD-S6321を実際に使ってみると洗濯物の乾きはデシカント方式・ハイブリッドに比べて弱め、やはりパワーの弱さを感じる部分が多いにあります。
コンプレッサー方式は冬場に除湿能力が落ちる弱点もあるので仕方ない部分もあります。
コンプレッサー方式 | デシカント方式 |
空気を冷却することにより発生する結露を利用して部屋の空気の水分を取り除きます。 内部で冷媒を循環させ、湿った空気を冷やして水滴に変える事により部屋の空気を除湿。 | 内部のゼオライト(乾燥剤)に水分を吸着させることにより、部屋の空気の水分を取り除きます。水の吸着と放出に優れた多孔質乾燥剤を用いて空気中の水分を吸着させ、ヒーターの熱により、乾燥した空気を吹出。 |
高温時の除湿能力が大きい。湿気の多い梅雨、夏場に効果的、デシカント方式と比較して消費電力が少ない。 | 衣類乾燥に優れている、低温時の除湿能力が大きく冬場でも除湿能力が落ちない。軽量で運転音が静か。 |
低温時に除湿能力が落ちる、運転音(振動音)が大きい。本体重量が重い。 | ヒーターを使用する為に消費電力が大きく、ランニングコスト(電気代)が高い。室温上昇が大きい。 |
ルーバーの可動域が狭い
洗濯物の乾燥をメインで衣類乾燥除湿器を使う場合、重要なポイントがルーバーの可動域です。
下に置いた衣類乾燥除湿器から上に干された洗濯物に風をあてて乾かす使い方が一般的で、ルーバーの上方向への可動域が大きいほど広い面積に風をあてることができます。
コロナCD-S6321のルーバーは上方向の可動域が狭いのがマイナスポイント、角度があと20度ほど反り返るのが理想系です。
タンク取り外し・フィルター取り外しが楽
コロナCD-S6321はタンクの取り外しが使いやすくて楽チン。
タンクを引き抜く際に振動でタンクに溜まった水が飛び散るような構造ではありません。
洗濯物の乾燥をメインで衣類乾燥除湿器を使う場合はタンクの水捨ては毎日の作業です。
使いにくかったり水がこぼれやすかったりすると全然ダメ!
フィルターの取り外しと掃除も使いやすくグッド、平面のフィルターは扱いやすく強度が高いので掃除機で吸いやすいメリットがあります。
毎日の洗濯物を浴室や脱衣所で衣類乾燥除湿器で乾かすということは、衣類から出る繊維のカスやホコリを衣類乾燥除湿器が吸いまくるということです。
フィルターにホコリが溜まると衣類乾燥除湿器の能力が低下、放置すれば内部にホコリが溜まりエラーや故障の原因になります。
フィルターの掃除は3日に一回程度ぐらい、エアコンのフィルターとは違い頻繁に掃除することが重要です。
コンプレッサー式は慣れていないと分解が難しく、デシカント方式は分解が簡単だけどゼオライトに付着したホコリが取れない、ほじくるとゼオライトがボロボロ崩れます。
コロナCD-S6321は排水ホースが付けられる!
私が4台目の衣類乾燥除湿器にコロナCD-S6321を選んだ最大の理由が、値段か安いのに排水ホースを付けられる!
タンクに水が溜まることを気にせず、風呂場に水を連続排水できる!
洗濯物を乾かすのに洗濯機のすぐ横にある風呂場や脱衣所で衣類乾燥除湿器を使い始めると、あまりの便利さ・楽さによりベランダの物干し竿で洗濯物を干す気持ちが一切なくなります。
冬は寒いし夏は暑い、カゴに洗濯物を入れて運ぶ作業、外でハンガーや洗濯ハサミにつける作業、夜は虫が入る可能性、夏はゴキブリが入る可能性…
これら全てからの解放が風呂場や脱衣所で衣類乾燥除湿器を使う最大の利点です
そこから強いて手間になるといえば前述したフィルターの掃除とタンクに溜まった水捨てです(それでも外で干すより全然楽!)
コロナCD-S6321は排水口にホースを装着することでタンクの水捨てからも解放される!
これは風呂場や脱衣所で衣類乾燥除湿器を長年使ってきた人全てが欲しい機能、コロナCD-S6321の最大のセールスポイントであるといっても過言ではありません。
しかし何故か公式サイトでもパッケージ(ダンボール箱)でも連続排水ホース機能がアピールされていないという…
㈱コロナはCD-S6321のアピールポイントを間違っていると思います。
過去3台も衣類乾燥除湿器を購入してきた私が本体が重くてパワーが弱い、ルーバー可動域が狭いCD-S6321を4台目に選んだ理由がまさに連続排水ホースの設置なのに!
今回コロナCD-S6321を購入するにあたって、価格が倍以上するハイブリッドとかなり迷いました。
決定打となったのは2万円以下と連続排水ホースの2点、他の性能については妥協した形での購入になります。
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