夏でも飛べるスノーボードのオフトレ施設「小布施クエスト」スタッフ・ローカルの優しさ溢れる屋外ジャンプ施設のレビュー

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小布施クエスト レビューの鉄人
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人工芝の上を滑ってキッカーで飛ぶスノーボード・スキーのオフトレ(オフシーズントレーニング)施設「小布施クエスト」のレビューです。

スノーボードのジャンプオフトレ施設で有名なのは、スノーボードインフルエンサーでありyoutuberでもあるチョコバニラボール新井さんのキングスが有名ですが、キングスは多くのスノーボードインフルエンサーが動画撮影していたり上手い人が多かったりして初めてだと尻込みしちゃう、恥ずかしい…なんて思う人が多いはず。

私もそんな恥ずかしがり屋に加えて孫がいそうな年齢のオッサンボーダー、イケイケのボーダーがいるキングスで飛ぶのは勇気がいる、出来ればオッサンやファミリーが多くいる派手じゃないオフトレジャンプ施設がいい…ということで選んだのが長野県上高井郡小布施町にある「小布施クエスト」

スキー、スノーボードジャンプ練習施設 小布施クエストホーム
長野県小布施町にあるスノーボード,スキーのジャンプ練習施設です。着地がエアーマットなので誰でも気軽にジャンプを楽しめる施設です。

「小布施クエスト」は合計3回ほど飛んでおりましてGWや盆休みの長期休暇に訪れるといった感じ、東京から遠い小布施まで行く理由はオッサン・ファミリーが多く、スタッフやローカルの方が優しくて色々アドバイスしてくれる、教えてくれる、みんなが純粋にキッカーで技を繰り出すことを楽しんでいる感があるから!

長野方面に近郊の方や旅行の予定がある方は、自分のブーツを持って「小布施クエスト」へGO!

※小布施クエストに行く時は、場所や荷物の問題から移動手段として車が必須です

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スタッフ・ローカルの優しさ溢れる屋外ジャンプ施設「小布施クエスト」

小布施クエストには3つのキッカー(ビッグ・ミディアム・スモール)と簡単なジブ施設(レール・ボックス)があります。

人工芝キッカーが初めての方はスモールをメインに飛んで、十分に慣れたらミドルで飛ぶ、ただしミドルといってもかなりの大きさ(720~900ぐらい回れる)なのでチャレンジする場合はスタッフにミドルいけるかどうか?の確認をした方が良いでしょう。

必要な物

小布施クエストで飛ぶにあたって、必ず必要になるものが自分のブーツと免許証等。

ブーツはレンタルされていないので使い古したブーツがベスト、なければハードオフなどで安い中古のブーツを買っておくとよいでしょう。

実際に人工芝で滑って飛んでみると分かるのですが、雪と違って地面や人工芝がブーツに与えるダメージが想像以上に大きく、また水でビチャビチャに濡れるのがブーツのレンタルが無い理由だと思います。

私も小布施クエストでブーツの底剥がれ、パーツ破損経験あり。新品のブーツじゃ勿体なくて使えません。

一応ブーツの破損を考えて、布製のガムテープかアルミテープを持参しておくと尚OK、スタッフに言えば布製のガムテープでブーツの応急処置をしてくれたりもします。

その他に手袋(手のひらに滑り止めのついていないもの)が必要です。なければ小布施クエストで売っています(安い軍手をもっていけばOK)

レンタル

小布施クエストでレンタルできるアイテムは板・バインディング(Binding)・ヘルメットがあります。ですので自分のスノボーセット一式を持っていく必要は無し、雪山オフシーズンに人工芝ゲレンデ滑りまくらない方はレンタルしたほうが無難です。

とくに初めての方には板をレンタルするのに理由があり、安全に楽しく飛ぶためにも人工芝&着地マット施設では重要な要素!

小布施クエスト料金表
画像出典:https://www.obusequest.com/

ボードセットをレンタルすると、バインディングは非装着の状態で渡されます。施設には調整台やドライバーが設置してあるので自分で取り付けましょう。

要はバインディングのセッティングを自分でできる、ある程度分かっている人向けということ。人工芝のエアマットとはいえ、キッカーで飛ぶをメインに来ているのだからセッティングぐらい分かってて当然といったところ。

エッジを丸くダリング

小布施クエストのキッカーで飛ぶ場合は、板のエッジを丸くダリングしたものでなければ飛ぶことができません。理由はエアマットに着地するので、エッジが尖っているとエアマットが破れてしまうため。

自前の板を持ち込む場合は施設のスタッフにチェックしてもらいましょう、スタッフがその場でエッジを丸くするダリング処理をしていたのを見ました。(注:丸くしたエッジは元に戻せません)

小布施クエスト,ダリング
画像出典元:https://www.obusequest.com/

ヘルメットは必須

小布施クエストで遊ぶにあたってヘルメットは必須、上手いとか下手とか関係なしに必須!

これは実際に飛んでみると分かることで、エアマットへの着地は人工芝とも雪とも違い、エッジが全く効かないので転ぶしかありません。また着地したエアマットの衝撃で跳ねることもあり、エアマットに頭を打つ可能性が非常に高いのです。

またヘルメットにセッションシール(時間券)を貼るシステムなので、ヘルメットが無いと遊べません。スタッフにも聞かれますがヘルメットがない方は必ずレンタルしましょう

板+バイン+ヘルメットのセットで2000円と覚えておけばOK、初めての方はレンタル無料でした。

1セッションでも結構ハード!

小布施クエストは1セッション(2時間半)を一つの単位とした時間制で滑るシステムになっています。その他に2セッション券や長期セッション券などもありますが、初めての方はとりあえず1セッションで十分かと思います。

画像出典:https://www.obusequest.com/

時間制だから1セッション2時間半の間に沢山飛びたい、元を取りたい!そもそも2時間半で足りるか?なんて考えるところ。

でも実際に遊んでいると、キッカーを飛ぶためのスタート地点まで歩いて上る必要がある、階段を上る必要があり、コレが結構スタミナを奪う…

さらに重いブーツを履いた状態で板を持って歩くので凄く疲れる!!!

私のような40代後半のオッサン年齢な方は2~3本飛んだら休憩ぐらいのペースじゃないと無理。ミドルキッカーになると1本登るだけでヘロヘロ、スタート地点で10分ぐらい休憩してからじゃないと飛べません。

ですので初めての方は1セッションで十分だと思いますよ。

スタッフ・ローカルさんが優しい!

私が小布施クエストを選ぶ一番の理由がスタッフやローカルさんが優しい、オッサン年齢の方が飛んでる、ファミリーもいる、小学生も飛んでる、アドバイスしてくれる、オラついた若者がいない、ギスギスしていない、ストイックすぎない…概ねこのような理由です。

とくにローカルさんの優しさがとてつもないほどに嬉しく、ヘロヘロになって疲れていると声をかけてくれたり、挨拶してくれたり、アドバイスしてくれたり。

私が若い頃、ゲレンデでキッカーを囲んでローカルと楽しく飛んでいた風景を思い出すほど心地よい!それでいてローカルさんは皆さん上手く、オッサン&オバサン年齢の方は休憩しまくりながら飛ぶ、喫煙所には常に誰かいる感じ…このマッタリ感が最高すぎるのです。

もちろん若い方やプロを目指していそうな方はビッグでダブルコークやったり1440ぐらい回るとんでもない大技を練習していたりするので休憩中も飽きることがありません。

下手でも恥ずかしくない

小布施クエストを選ぶ理由としてもうひとつ重要な点が「下手でも恥ずかしくない」といったところ。

これは初めては誰でも下手といった空気感が施設にあり、下手でも馬鹿にされるような感じではない、とくに私のようなオッサン年齢の方もけっこういるので『若い人は凄いねぇ~』みたいな空気感もあります。

それでいて皆さんオンシーズンの雪山キッカーでかっこよく飛べるような上昇志向もある、ガツガツしていないけど上手く飛びたい気持ちはみんな一緒!みたいな感じでしょうか、スタート地点へのハイクはキツイけど清々しい汗をかきまくれる素晴らしさがあります。

スタッフが優しい

小布施クエストはセッション中にスタッフが各所にいて、例えば飛んで失敗した後に『今のヒール引っ掛かりましたね~』みたいなフレンドリー会話があったりします。

このような内容の会話はスタッフが技や入り方に精通しているからこそのもの、飛んでる本人もアプローチで失敗したことを分かっているから『ですよね~!』みたいな会話になる、上手く飛べた時は褒めてくれる…スタッフさん最高です。

このような理由が東京から遠いけど「小布施クエスト」に行く理由でしょうか、40オーバーのオッサン&オバサンボーダーで人工芝キッカーで飛んでみたい、初めてだから自信がない…なんて人にオススメ!

【重要】楽しく遊べる腕前について

小布施クエストで遊ぶにあたり、スノーボードの腕前がどれぐらいならOK?と分からない人もいるはずです。

私の感覚で表現すると、スノボー初心者には全くオススメできません。

最低でも雪山のゲレンデでターンが出来るレベル、出来ればカービングターンできるレベルでないと楽しく遊べないと思います。

欲を言えば雪山ゲレンデで小さいサイズでもいいからキッカーで飛んだことがある、地形で飛んだことがあるぐらいの腕前が欲しいところです。

これは前述のレンタルしたバインディングを自分で取り付ける部分にも当てはまること。スノボー経験者だとしても、雪山ゲレンデで丸一日滑った経験が1~2回の方が楽しく飛べるような場所ではないということです。

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