自転車の購入、それも電動アシストの自転車ともなれば安くない買い物。
私、電動アシスト自転車を買いました…というよりも母親に買ってあげたというか買わされたというかな感じになります。
私の母は基本車移動なもんでして自転車は必要ないと思っていたのですが、どうも最近は車の使用頻度が激減している状態。
それで「自転車が欲しい」「電動のやつが欲しい」「お洒落なカゴのやつが欲しい」「ヤマハの電動アシスト自転車が欲しい」「友達の〇〇さんも最近息子にヤマハのヤツ買ってもらった」のような呪文を唱えるようになっていました。
分かっていますよ。
母の友達の〇〇さんがヤマハの電動アシスト自転車を息子に買ってもらったの。
それを母に自慢したのでしょう、ポイントは「息子に…」ってな部分、もうそれなりの高齢だってのに女性同士のマウント合戦はまだあるようです。
そんな訳でヤマハの電動アシスト自転車を購…いや、買わされました。
有名メーカーの電動アシスト自転車は10万円前後が基本
電動自転車ってメーカーが色々とあるじゃないですか、別にヤマハじゃなくてブリジストンもあるしパナソニックもあるし。
という事で色々見てから決めればいいと母に母に話すもそうじゃない、ヤマハの電動アシスト自転車がいい、ヤマハじゃないと意味が無いわよ….と意味不明な駄々をこね始めます。
これは完全にお友達にマウントされて悔しい思いをしておるようです。
私としてもなんで母親のマウンティーな屈辱を晴らしてやらなきゃいかんのだ!と父親の顔を見るも目線を外されながら急にどっかに逃げました。
ああ、そうかそうか、「息子に買ってもらう」ってのがマウンティーなポイントの重要部分だったのか…それにしたった10万円ぐらいする買い物なんだから半分ぐらい出してくれたっていいじゃんかよお父さん…
仕方がないので一緒に近くの自転車に行こうと母親を車に乗せようとするも
「それはイヤ、アンタが買ってきて、それでプレゼントみたいにしてぇ…ん」
何言ってんだこのBBAは。
もう色々と逃げられなくなってしまった私は一人で自転車屋に向かう事に。
ヤマハの電動アシスト自転車PAS with
母が欲しがっているのは普通のママチャリタイプの電動アシスト自転車、
ヤマハならいいのだろうという事で自転車屋の店内を見渡すと、色々な種類の電動アシスト自転車があります。
主力はやはりブリジストン・ヤマハ・パナソニック、でも私が見なければならないのはヤマハ…って種類もそうなんだけど価格が色々とあります。
基本的にどれも8~10万円前後になっているけど何が違うのかがよく分かりません。
店員さんに色々と説明を受けて分かったこと、それはバッテリーの容量で価格大きく変わってくるという事、ただ私が母から言われているのはヤマハ、そしてヤマハの電動アシスト自転車でママチャリタイプは「PAS with」になります。
そんなPAS withのバッテリー容量は12.3A
フル充電でエコモードなら76キロ、標準モードなら56キロ、強モードなら48キロの電動アシスト走行が可能なタイプ。
正直いって高齢の母にこんなに走れるタイプの電動アシスト自転車は必要ないとしか思えません。
これはチョット違うぞ…なんて考えたので一旦カタログを貰って母と相談をすることにしました。
「PAS with」が欲しい、それ以外はいらない
結局私の母が欲しい電動自転車はヤマハのPAS with一択、それ以外の電動自転車なら要らない…いよいよ本格的な何言ってんだこのBBAモードになってしまいました。
しかも生意気に色まで指定してくる、なら初めから一緒に来いよ、頼むよ母ちゃん…
という事で買わされる電動アシスト自転車は完全にヤマハPAS withに決まり。
んで、自転車屋さんに電話してみると母が欲しい色のPAS withは在庫が無い、人気商品、取り寄せしかない、取り寄せには結構時間がかかる、生産かもしれない….
ああ、めんどくせぇ。
何もかもがめんどくせぇ。
サイクルベースasahiのネット注文でヤマハPAS withを注文…なのですがPAS withは人気商品のようで色によっては生産待ちになってしまったりもします。
私はネットで注文、カードで支払いにしました。
asahiサイクルメイトに加入
asahiサイクルベースでヤマハPAS withを注文、お店へ入荷…!という事で引き取りに行きました。
そこで防犯登録やPAS withの使い方等の説明をうけた後にasahiサイクルベースの店員さんからサイクルメイトへの加入を勧められました。
サイクルメイトとは自転車の総合保障サービスで補償内容はこんな感じ
- 自転車盗難補償
- 損害補償/賠償責任保証
- 防犯登録料込み
- 無料点検
- 修理工賃10%OFF
- 出張修理引き取り・お届けサービス
このような内容になっております。
注目すべきポイントは自転車が盗難された場合に負担金を払えば新車を渡してくれるというサービス。
私の場合は電動アシスト自転車で自転車本体価格が50000円~299999円のコースになるので加入料5000円(税込)、それでもしもの時は20%の負担金…
ちょっと悩みました。
たかが自転車だろ、自転車にそんな保険なんて…
しかし電動アシスト自転車とは10万円を超える乗り物。ハッキリ言って50ccの原付スクーターとあまり変わらない価格帯の乗り物になります。
「電動アシスト自転車は安くない乗り物」
との判断からasahiのサイクルメイトに加入しました。
ヤマハPAS withの性能
さて手に入ったヤマハPAS with、これは母へプレゼントするもの、でもこんな高価な電動アシスト自転車を手にして黙っていられるほど私は人間出来ていません。
「母ちゃんに渡す前にたっぷりとPAS withを味わってやるぜぇ…グフフ…!」
との思いから色々と試しまくりました。
これからPAS withの購入を検討している方にとっては数値とは別に体感レビューが知りたいはずです。
という事で色々と気になる部分がこんな感じ
- 時速19キロぐらいまではスムーズなアシスト
- エコモードは電動アシスト力が頼りない
- ギアは2発進で3で走行がイイ感じ、坂道はギア1で余裕
- 現在時刻表示が地味に便利
- ヤル気にさせる時速表示
- 電動アシスト走行可能残り距離の表示が嬉しい
- スタンドを立てるのが楽ちん
- サドルのクッションが最高、ケツが痛くならない
- LEDライトが超明るい
この辺が重要なレビューポイント、良い電動アシスト自転車ですよ、さすが10万円を超えるだけある。
やっぱりそれなりの価格がする乗り物ですからね、これで不満点が多いとなればムカついてしまうってもんです。
乗り心地も非常に良い….ってこんな高級なママチャリは私のように現役で働く世代に必要なものじゃないかと思います。
1灯ホワイトLEDが超明るい
ヤマハPAS withでとくに感動したのがライトの光。
最初は10万円を超える電動アシスト自転車なのにこんな小さなライト、しかも一つしかついてなくて大丈夫なのか…?と思っていたけどコイツがかなりの明るさです。
もはや爆光!
自転車のライトって相手から目視で確認出来ればいいや程度の感覚でいた私、しかしヤマハPAS withのライトは違う、
これは照らす為のライトです。
スタンドを立てるのが楽ちん!
電動アシスト自転車はそれなりの重量があり、スタンドを立てるのがちょっと重い…ってのが私の持っているイメージでした。
しかしヤマハPAS withはその辺をしっかりとカバーしています。
この原理により楽にスタンドがかけられます。
なかなか目が行きにくい部分ですがこれは本当に実用的、男性に比べて力の弱い女性でも楽々でスタンドを立てる事が可能です。
操作パネルがカッコいい!
どうですかこのカッコいい操作パネル!
夜のほうが液晶バックライトがカッコよく光る!!!
そして地味に便利な現在時刻表示と走りをヤル気にさせるスピードメーター!
いいですよ、これはいい。
切り替えボタンを押すとバッテリー残量や電動アシストを使った残り走行可能距離も表示される優れものです。
説明書だとこんな感じで「多機能」を感じる操作パネルですが、使ってみると単純。
地味に驚いたのが夜に電源を付けると明るさを感知するのでしょうか、ライトボタンを押さなくても勝手にライトが点灯しました。
スゲーよヤマハPAS with!
ヤマハPAS with購入後日談
プレゼントとは言っても母にこんなイイものが必要なのか???
私としては母にPAS withを渡すのが凄く惜しまれたけどプレゼントしましたよ。
よくよく考えてみると母親にこれだけの価格のモノをプレゼントした事がない、今までの感謝の意味を含めて誕生日でも何でもないのにプレゼントしました。
それでも凄く良い電動アシスト自転車なのでプレゼントしたけど俺もPAS with使うから!とアピール、だのに父までもが横から俺も乗るアピールを被せて来る…
ヤマハPAS withには新車購入時に鍵が3つついています。それで電動アシスト自転車一台ってのに3人が一人づつ鍵を持つといった意味不明な状態になりました。
自転車なのに家の鍵のようなディンプルタイプキー…さすが10万円越えの電動アシスト自転車!
あくまで自転車なんだからチョットの外出に乗るのが普通じゃないですか、自動車じゃないじゃなから「今日俺がPAS使う」とかないじゃないですか、それなのに一人ひとつ鍵を持つ意味が分からない。
でも…親父はちゃんと見ていたのです。
鍵を一人ひとつといった意味不明な話の後、封筒を私に。
中を開けると現金10万円が….
コレは受け取らない、私がプレゼントしたものだしぃぃぃ!な状態で親父に返そうとするも絶対に受け取らない。
うーん…
何だかんだ言っても親父は親父、父を越えられる日は来るのだろうか…なんて考えていると母が「お父さんが毎日電動自転車乗ってっちゃうから殆ど乗ってない」の発言。
親父ぃ…!
それ母ちゃんにプレゼントしたんだけど…!
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