現金の持つ強さ、現金がもたらすプライバシー

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クレジットカード・金融
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政府が進めるキャッシュレスな社会、私がガキンチョの頃に空想した近未来的な社会が本格的になりそうな予感がしている日本がすぐそこに迫っているように思える大量の借入金の返済完了がいつになるのか?とか考えたくない…

キャッシュレスとはクレジットカードによる支払いや電子マネー、〇〇PAYと現金を必要としない色々な決済方法があるわけでして…って結局は口座に現金が必要なんですけど。

…ってそう、結局のところ「最後は現金」が私の考え方です。

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大きな現金を持ち歩くのは日常生活のリスク管理の面からも危ない

クレジットカードによる決済は便利、大きな買い物をする時に大金を財布に入れる必要もないしリッチマンを除けば財布に大量の現金が入っているだけで不安になるってものです。

  • 財布を落としたらどうしよう
  • スリの被害にあったらどうしよう

このような不安があって当たり前、不安がない人は日常生活におけるリスク管理が出来なさすぎな人としか言いようがありません(ただしリッチマンを除く!)

だからこそのクレジットカードだったりスマホ決済サービスだったりは便利で安心できるというもの、クレジットカードやスマホは紛失しても対応が出来ますからリスク管理の面においてはキャッシュレスでの買い物のほうが有利と言えます。

しかし逆に考えるとそれだけ現金は強い存在、現金とは管理する者の手から離れた瞬間に所有者が移ってしまう性質があります。

これは小栗旬さん演じる三井住友カードのテレビCMが何とも言えない空気感で現金の性質を表していたりもする。

三井住友カードのCMは小栗旬さんが演じているせいもあってかスマートに現金の価値や所有者について、その危険性についてを問う内容とはないっています。

でも物語の構成的にはかなりギリギリのラインを攻めているもの、人が所有する現金を許可なく取った時点で犯罪。

また許可なく取った現金を回りに確認して「これ誰のに見えます?」として自分の物のようにしてしまう行為は詐欺的な要素もかなり強い。

お金の価値や所有者について考えさせられるCMで、じゃあ安心を…となるとクレジットカード等になるわけですね。

だがしかし、同時に現金が持つ強さを示してもいる。

お金は大事、現金は大事、だからこそ持っていると危ない、じゃあ支払いはクレジットカード…となるわけでしてギリギリのラインを攻めてるとはいえ優秀なCMだと思います。

現金が持つ力

現金とは所有者の手から離れてしまった時点で別の誰かが所有者になる性質、元の所有者から現金が離れる瞬間とは買い物時の決済時もあれば犯罪により奪われてしまう場合もあります。

そして現金とは決済手段のひとつではあるものの、結局現金を持っていれば大抵の事は決着可能な価値があるもの。

普通の生活ではありませんか例えば命のやり取りをする場面において現金とは相当の力を発揮します。

「じゃあ普通の生活で命のやり取りをする事なんて無いのだから現金なんか必要ないじゃん」

といった考え方があって当然、その通り。

では見方を変えて会社の現金で考えると話がまた違ってくる、会社の現金…メインバンクに入っている運転資金でよいでしょう。

この会社の現金とは「命そのものである」が私の考え方。

そして会社の現金、実際は通帳の数字になってしまうのだけれど通帳の数字とは現金と同じ、これが枯渇すると色々なモノに対する支払いが出来なくなり倒産します。

会社が倒産する理由は色々ありますよね、取引先が〇〇になったとか売上が急激に落ちたとか売掛金の回収が出来なかったとか。

それらは倒産の理由の一つであるに変わりが無いものの最終的、かつ究極的に言えば会社の預金残高に数字がない、つまり現金が無いから倒産するのです。

もっと言えばどんなに売上や利益が悪い会社であっても現金さえあれば倒産しません。

このような会社の現金とは会社の命そのもの、社員とその家族の生活を支える命そのもの。

どんな言い訳やキレイごとを述べたとしても、不渡り出したらお終い。

キャッスレスで色々な事を考えるといかにも現金は危なく数える手間も…といった話がでるのが当然ですが現金が持つ力を舐めてはいけない。

目の前で1000万円の預金残高がある通帳をみせられるのと、1000万円の現金札束を見せられるで考えれば現金の持つ力がよく分かります。

キャッシュレスと現金の価値

ここまで読んでもらうと「じゃあお前はキャッシュレスに反対なんだな?」と言われそうな感じ、しかし実際の私は〇〇payを使うしクレジットカードは”とてもよく”使っています。

これはクレジットカードだろうが〇〇payによる支払いだろうが決済手段の一つとして利用しているだけあって根底には現金で払っている感覚が常にあります。

しかし楽天カードのポイントによる支払いは別、楽天ポイントでガソリンを入れる感覚は現金を払ってガソリンを入れてる感覚ではありません。

つまりキャッシュレスとはあくまで決済方法の一つとして考えるべき、現金の価値と同列で考えてしまうと話がややこしくなるというもの。

それでもキャッシュレスによる支払いで最終的に決済金額が引き落とされるのは銀行口座であり、通帳の数字は現金と同じ…分けて考えたいものですが分けられないのです。

ガチのキャッシュレス社会になったらお金のプライバシーとかどーするの?

子供、例えば小学生の子供が買い物をする時は現金が基本。

そして小学校ではお金を、現金を使って生活をする意味も含めて算数を教えます。

計算が出来なければ買い物が出来ないと言っても過言ではない…とも言い切れない日本社会になっているのが現状(レジの自動化等)を考えるとガチのキャッスレス社会に向けた教育も必要になるように思えます。

ガチのキャッシュレス社会となった場合、子供のお金…お小遣いでしょうか、子供に決済可能な端末やプリペイド的なカードを持たせて

「今月のおこずかい3000円チャージしておいたわよ」

のような会話になるのでしょうかね、それで子供が使った金額や場所等も親が見れて管理が行き届いて変なことは起きない社会…

それはそれで安全な社会かもしれません。ただ私からすれば少々息苦しい社会、お金の使い方とはプライバシーに関わる部分が多いにあるのもお金の持つ性質のひとつ。

成人で独身ならば自分のお金を何に使っても問題ありません。

でも結婚しているとなるとサラリーマンならばお小遣い制になるのでしょうか、そしてお小遣いが現金手渡しならば問題ない。

それがガチのキャッシュレス社会になりお小遣いチャージ制となった場合、そしてキャッシュレス決済で使用した店や金額が丸裸となった状態とは大人でもプライバシーゼロになる。

でもそんな時は本当は風俗でキャッシュレス決済をしたけれど明細には「〇〇飲食店と表示されますよサービス」なんてものが普通に出来るとも思えます。

思うにガチのキャッシュレスとは社会的強者に有利、弱者にとっては不利ではないかと思うところがあるのではないかと。

現金の持つ強さ、現金がもたらすプライバシーとは人間臭さが滲み出ているものではないでしょうか。

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