少し前に外見新品、中身はwindows XPってな古いノートPCを頂きましてコイツをどうにかしてやろう…と奮闘しまくる秋、色々考えた結果リナックス(Linux)のOSをぶち込みました。
リナックスの良い所はwindows XP時代のような古いPCでもわりとサクサク動くところ、そして「俺リナックスもあるよ~」と軽く誰かにつぶやいて
「アイツはPCに詳しいヤツ!」
と勝手に思われる可能性が高いメリット…なんでのは冗談で、最大のメリットはOSが無料!
そんな無料のOSの割にはワードみたいなやつとかエクセルみたいなやつもくっついてるしwindows感覚で使えちゃうってのもかなりのメリットです。※ディストリビューションによる
今回私がインストールしたLinuxディストリビューションは「Ubuntu」ってやつで他のディストリビューションも試した結果、Ubuntuが一番サクサク動くかな…ってことで決めました。
Linuxディストリビューション
ディストリビューションって言葉からしてイヤな気持ちになってきますね、何それ?パソコンが早くなるやつ?みたいな感じしかしません。
Linuxディストリビューションとは、Linuxを一般利用者がインストールしたり、利用できる形にまとめ上げたもの(頒布形態)。
https://ja.wikipedia.org/wiki/Linux%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%93%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3
何となく分かるような分からないような、そんな気持ちにさせる説明です。
私も始めはディストリビューションが分からずに色々と検索しまくりました。
かなり大ざっぱにディストリビューションを言ってしまえばLinuxの見た目と操作方法がちょっと違うようなもの、車でいえば製造メーカーが違えば同じワゴン車でも見た目や微妙に違うみたいな感じです。
スマホのアンドロイドとiPhoneの違いでもいいですね、右も左も分からない初心者がリナックスのディストリビューションについて考えるならこれぐらい簡単な説明のほうが入りやすいと思います。
※プロな人からすれば突っ込みどころ満載な解説ですが、リナックスについて分からない人が知りたいと思う事はこのような内容だと思っています。まずはリナックスをインストールする気になってもらわないと何も始まらないのでは?なんて考えています。
WINDOWS感覚のマウスで操作
リナックスという言葉を知ってる人でも実際に触ったことが無い人かれ見ればキーボードをかちゃかちゃとコマンドを打ち込んで操作しまくるようなものかもしれません。
確かにそんな事をする時もあるんだけど基本的にはマウス操作で出来ちゃう、普通のwindows感覚でネット記事を見たりyoutubeを見たりと古いPCでそんな事がサクサク動いちゃったりしたら最高じゃないですか?
※初心者がキーボードでコマンドかちゃかちゃしなければならない内容はググれば出てきます。
リナックスをインストールするPCによっても性能の差はあるでしょうがXP時代のノートパソコンがリナックスでイイ感じに動いてくれるのはとても嬉しいものがあります。
リナックスを入れるPCスペック
リナックスを入れたPCのスペックがコチラ
XP時代の古いPCだからスペックなんかどうでも良い…という訳にもいきません。
ディストリビューションには32bit判や64bit判があるので最低限それは確認する必要があります….が、私はそんな事を全く調べずにイキナリ64bit判をいれようと奮闘、結果的に64bit判では動きませんでした。
という事でリナックスのディストリビューションUbuntuから今になってPCのスペックを確認..するとですね…
- PC名 MSi U123
- メモリ2G
- プロセッサ intel Atom CPU N280 @1.66GHz×2
- 32ビット
- HDD 155.3GB
こんな感じになっております。
ネットで検索すると2009年ぐらいのノートPCで頂いた時のOSはwindows XPでした。
Linuxのディストリビューションをインストール
インストールってな言葉も嫌な人がいるはず….ってなわけで「入れる」という言葉を使います。
ディストリビューションには色々な種類がありまして右も左も分からない初心者はどれを選んでよいのか、どうやって入れるのかすら分からないと思います。
という事で現在私が入れてるディストリビューション「Ubuntu(ウブントゥ)」一択でいきます。
(一回流れを覚えればディストリビューションの変更は気軽に可能)
Ubuntuを入れるにあたって必要な物はUSBメモリでもいいし、メモリーカードでもOK、私が使ったのは4GBのメモリーカードになります。
よく見かけるヤツですね、この画像を見ればぐっと難易度が低くなったはずです。
流れとしてはメモリーカードをUbuntuの起動カードにする(作る)、その起動カードからリナックス化したいPCを起動させるとカードのみでUbuntuが動く、気に入ったらUbuntuを入れる(インストールする)になります。
気に入らなければ別のディストリビューションにするのもOK、古いPCはリナックス化せずにメモリーカードを抜いてしまえば元のXPのままってなワケです。
リナックス化する古いPCにメモリーカード挿入口がついているか?の確認はしましょう。なければUSBメモリで全く問題なし。
最初のUbuntu起動にあたってDVD等で起動ディスクを作るってな方法もありますが、「起動ディスクを作る」ってな文字を見るだけでめんどくせえなぁ…となる人もいるはずです。
この記事はそんな人向け&超初心者向け、何度でも再利用可なメモリーカードでやっちゃいます。
Ubuntuのダウンロード
Ubuntuサイトにアクセスしてダウンロードです。
Homepage | Ubuntu Japanese Team
こんな画面ですね、
さっそくUbuntuのダウンロードボタンを押します。
ここで選ぶファイルが人によって違います。
私の場合は頂いたPCが32bitなので「ubuntu-ja-14.04-desktop-i386.iso」を選びます。
あとは勝手にダウンロードが始まるので、今度は別の作業に入ります。
YUMIをダウンロードする
YUMIといっても何のこっちゃ分からないでしょう。
簡単に言ってしまえば先ほどダウンロードしたubuntu-ja-14.04-desktop-i386.isoってなファイルをメモリーカードに入れるようなプログラムです。
単にubuntu-ja-14.04-desktop-i386.isoをメモリーカードにコピペしただけでは使えませんからね!
YUMI – Multiboot USB Creator | USB Pen Drive Linux
ダウンロードするボタンが赤丸でかこったやつです。
ファイル名は「YUMI-2.0.5.0.exe」です。
これで基本的なダウンロードものは終了、後少しでリナックスですよ~!
YUMIでUbuntu起動用メモリーカードを作る
YUMIを起動させてみましょう、するとこんな画面になります。
英語だらけで訳がわかりませんね。
赤丸のI Agree を押しましょう。
するとこんな感じになります。
こうなってくると本当にわけがわからなくなってきます。
でも大丈夫ですよ、変なことをしなければ起動用メモリーカードが完成します。
こんな感じでサクサクっと選んでいきましょう!
間違えてはいけないのが起動メモリーカードを作るドライブ、私の場合はH:なんだけどこれは人によって違うので注意が必要です。
ドライブを選んだらディストリビューションであるUbuntuを選んでから先ほどUbuntuサイトからダウンロードしたファイルを指定します(Browseで選ぶと楽)
最後にcreateボタンを押すと作成が始まります。
こんな感じでOKです。
Would you like to add more ISOs/Distros Now on H:?
の質問はもっと作るか?ってな質問なので「いいえ」を選択します。
さあ、これでUbuntuを古いPCに入れる(インストール)準備が整いました。
後は作った起動メモリーカードを使ってリナックスの世界へゴーです。
古いPCでUbuntuをメモリーカードから起動する
とりあえず古いPCの電源を入れるのですが、電源を入れた際に画面左端にこのような文字がでます。
画面中央はパソコンメーカーのロゴでしょう、DELLとかNECとかです。
この文字が出たらですね、速攻でキーボードのF11を押します。
F11キー、こいつですね。
こいつを押すことによってBOOT MENU ってなPCを起動する際のドライブが指定出来るってな技。通常はハードディスク起動でwindowsだから何もする必要はないのですが、今回は先ほど作成したUbuntu起動用メモリーカードから起動させる必要があるためにあえて選ぶぜ!って事です。
するとこんな画面になります。
※PCによって画面は異なるはずですが、やる事は一緒!
何もしない状態では SATA: WDC WD1600BEVT-22ZCTOってなものが選ばれています。これがハードディスクになるわけで何もしなければ時間のカウントと共に昔のwindowsが起動していします。
ということでキーボードの十字キーでGeneric-Multi-Card を選びましょう。
これが先ほど作った起動メモリーカード、選んだらエンターキーを押しましょう。
するとこんな画面になる…
デジカメで撮ったので画面が見えにくい…まあハードディスク起動じゃなければ良いので下の項目をキーボードの↓で選びます。
次はこんな画面….
後少し、頑張って!
私の画面では二つ選べるようになっていますが、同じ物ファイルが入っています。
上段の項目の最後に(1)と付いているのはこの記事を書くにあたって同じ作業を行っってUbuntuのダウンロードが被っただけ。
初めての方は一つしか選べない状態のはず。
あとはエンターキーを押すだけでリナックスの世界へ…!
いよいよUbuntuの文字が現れました!
ここで選択すべきは一番上の項目です。それがお試しリナックスUbuntuディストリビューションでメモリーカード起動って事になります。
この画面が出たらOK、あと数十秒もすればUbuntuが使えるようになります。
Ubuntuを気にいったら
まずはマウス操作で適当に弄ってみましょう。
windowsの操作と大差なく、まあ慣れれば大丈夫だろう…なんて思うかもしれません。
ここで気に入らない場合は他のディストリビューションを選ぶのもよし…とはいっても32bitで日本語対応で初心者向けってなると選択肢は限られます。
気に入った、またはやってみようか!と思ったら赤丸のinstall(インストール)をクリックすればハードディスクへの本格的なインストールが始まります。
また入れる(インストール)の際にも前のものを残すか?全部消してUbuntuにしちゃうか?のような質問がいくつかあります。
私はwindows XPを使う予定が全くありません。
過去を全て捨て、フルリナックスUbuntuにしました。
さあ、これであなたもリナックスユーザーですね!
って最後にとても大切なこと…
もしも古いPCの見える場所にインテルとかwindows XPとかのシールが付いていたら全て剥がしてwindows感を無くしましょう。
これによりマックブックが多いような場所でノートPCを弄ってもですね、
男A「おい、アイツwindowsっぽいのに何か違うぞ…!?」
男B「あの野郎、まさか…リナックス!?」
女「うっそ!マジ!?ちょっとカッコイイかも!!!」
なんで事になるかもしれません….
嘘です、こんなことを言われて見たい願望があるだけです。
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