HG 1/144 YMS-08Bドム試作実験機を筆塗り塗装で作りました。
機動戦士ガンダム THE ORIGIN のガンプラであるドム試作実験機、実際に劇場版のオリジンのどのシーンに出ていたのかも分からないのに何故か買ってしまったドム…
本当はザク系のガンプラを買うつもりだったのにドムが呼んでいるような気がしたのが原因でしょう、本当によく分からないまま買う。
そして今回ドム試作機を作るにあたって一つ上のステージに登ってみることも決意…
そう、今まではつや消し簡単フィニッシュで仕上げるガンプラでしたが今回は塗装にチャレンジ、エアブラシをやってみたいけど先ずは筆塗りからチャレンジしてみました。
ガンプラ塗装初心者のオッサンが作ったドム試作機がどんな雰囲気になったか?
脱ガンプラ素組の参考にどうぞ。
HG 1/144 YMS-08Bドム試作実験機
オリジンのガンプラはシールやデカールが付いているのでサクサクっと作ってもそれなりに見えるのが特徴的なシリーズ。
では早速箱を開けてみましょう!
少しランナーが多いような気がする…
でもHGシナンジュに比べれば全然楽、老眼のオッサンになってしまうとランナー数が多いだけでも目がクラクラしてしまうのです。
パチ組の制作過程も写真を撮ろうと思っていたけどHG 1/144ドム試作実験機は割とパチパチと組めてしまうので途中経過の画像は無し、素組の感想はガンプラ入門者にとても良いキットといったところ。
地上戦用と宇宙仕様と二つの作り方とパーツが用意されているHG 1/144ドム試作実験機はクリアパーツを使ったほうがカッコイイだろ!という理由だけで地上戦用で作りました。
ドムの印象って体の関節が方いオッサンのようなイメージでしたが試作実験機は関節がよく動く、コレで購入価格が1500円しないんだからやっぱり新しいモデルのガンプラは凄い!
それにしてもコノ試作実験機なドム…
なんだかドムとザクとグフを合体させたようなフォルムのモビルスーツとしか思えません。とくに宇宙用の胸パーツは完全にザク。
ザクのフレームにドムの外装を付けたようないかにも試作実験機なモビルスーツとなっていることがお分かり頂けるでしょう。
初めての筆塗り塗装
今までは部分塗装…とはいってもマジックやポスカで軽く塗る程度の部分塗装簡単フィニッシュモデラーだった私、それが今回初めてガンプラの全塗装にチャレンジするってことで塗料や筆の他にどうしても必要な物があります。
それがコレ…
ガンプラのパーツ塗装に必要な”持ち手”になります。
部分塗装ぐらいならこのようなモノは必要ありませんが全塗装となるとパーツをバラバラにして塗るからパーツを持つ場所がありません。
そんなわけでこんな感じの持ち手が必要になります。
持ち手の作り方は簡単、串に100均ショップで売ってる10個100円のクリップをセロテープでくっつけただけ、たったそれだけの道具。
それでも初心者に持ち手なしでの筆塗り全塗装は難しいでしょう。
持ち手を自作するのが面倒な方は購入したほうが早い、いやむしろ100均パーツで自作するよりもネット購入の方が値段も安い!
塗料を適当に調合して塗る
初めての筆塗り全塗装で用意した色がこちら、MR.HOBBY 水性ホビーカラー
全くのガンプラ塗装初心者なもんでして水性ならとりあえず問題ないだろう…ってなことでもの凄く適当に選びました。
他に必要なものは塗料を混ぜたりする子皿と筆とうすめ液、うすめ液も塗料と同じくMR.HOBBYの「水性ホビーカラーうすめ液110」なぜ110なのかは全くの不明。
このうすめ液をほんの少し垂らして調合すると良いらしい、また黒色塗料を薄めて墨入れにも使えるもの。
しかし結論から言ってしまえばガンプラ塗装初心者にうすめ液を使っての塗装は難しいし、重ね塗りも考えると水性のみの塗料で全てをやろうとするのは無謀のように思えます。
では適当に調合して塗り塗りしましょう!
ガンプラ筆塗りを解説したサイトを見るとポイントは…
- 一方向に塗る
- 乾いたら別方向に塗る
- 縦に塗って乾いたら横に塗る
これらを繰り返すということになっております。
何度も別方向に塗ることより塗りムラが目立たなくなるという事ですが、ムラを無くすように筆塗りを重ねるとかなりの厚塗りとなってしまう…
最終的に激厚塗りになりました。
さらに後に墨入れするべくモールド(溝)に塗料が流れ込み、埋まってしまうような場所も出来ちゃったり。
塗装はしっかりと乾燥させる、本当にしっかりと!
乾燥で大切なことはですね、完全に乾燥するまで絶対に触らないこと。
こんな感じで放置(ダンボールに刺しました)
ガンプラ塗装の初心者で素人の私が全く知らなかったこと、それは水性塗料は乾燥が遅いということ、筆塗りで完全乾燥させるには5日~7日ぐらいかかること、とても重要なことです。
私はそんな事を知らないもんでして一日ほってほけばイイだろの感覚、
感触を確かめる為に触ってしまい指紋をつけてしまったりする、塗り直し…の繰り返し。結果的にかなりの厚塗りドムとなりはてました。
おまけに乾燥中にホコリが付いたりしてそのまま塗料と一緒に硬化したり謎の気泡だ出来たり剥がれたり。
しかも流し込みタイプの墨入れペンが油性と知らずに行ってベタベタになり大失敗、失敗部分をリカバーしようとうすめ液で拭いたら塗装が剥げる…もう失敗の連続でです。
「オイお前!いつになったらドム試作実験機は完成するのだ?」
といったドズル・ザビ中将に責めらまくっているような状態、まさか塗装が上手くできませんなんて報告しようものならぶん殴られるのは明白…ってもう何を言ってるのかわかりませんな。
細かい部分には目をつぶってシールを貼り付けてつや消しスプレーを吹いて強引に完成としました。
HG 1/144 ドム試作実験機の筆塗り完成
最後の最後でまさかのクレオスつや消しスプレーが中途半端になくなるというアクシデントがあるものの、もう心が折れました。
そんな塗装初心者の初筆塗りドムがコチラ…
気が付くとビーム・バズーカにクリアパーツをハメるの忘れていたり、足裏のバーニア塗るの忘れていたりと詰めが甘すぎる仕上がりになっちゃった。
でもガンプラ初めての筆塗りなのでこれで良しとします。
塗装の最後にクレオスのつや消しトップコートを吹くとオモチャ感がなくなり失敗部分が目立たなくなる効果あり。
脱ガンプラ素組初心者から筆塗り塗装へステップアップするポイント
ガンプラの素組モデラーからの脱却、それは塗装であったりスジ彫りだったり別のパーツを付けるミキシングやオリジナルパーツの制作だったり…とステップアップするポイントがいくつも存在します。
その中で最初に乗り越えなければならないステップが塗装、これはもう間違いのない話。
最初からエアブラシも良いですが先ずは筆塗りを試してみるのも良いかと考えています(金かかんないし)
ということでガンプラ筆塗り初心者・未経験者が注意すべきポイントは以下の通り
- 一方向に塗る
- 乾いたら別方向に塗る
- 縦に塗って乾いたら横に塗る
- 水性塗料は完全に乾燥させるまでかなり時間がかかる
- 完全に乾くまで触らないこと
- 厚塗りにならないように注意
- 厚塗りになった場合を想定してモールド(溝)を少し掘っておく(すじ彫り)
- 最終的にクレオスのつや消しトップコートで誤魔化せる
これらの注意事項を頭に入れながらガンプラの筆塗りに挑戦することを強くおすすめします。
塗装したガンプラの乾燥には山善の食器乾燥機YDA-500(W)がモデラーさんの間で人気となっています。
YDA-500(W)の本来の使用方法は食器乾燥機、しかも食器乾燥機としての性能はあまりよくない評価。
しかしYDA-500(W)は塗装をした模型の乾燥ブースとして高い評価を受けておりアマゾンのレビューでも模型乾燥ブースとして購入されている方が多いのが面白いところ。
さらに大手の模型店ではYDA-500(W)がガンプラと一緒に販売されているほど。
ガンプラ塗装初心者は乾燥環境を整えることも大切です。
目指せ脱ガンプラ素組初心者!
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